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アイ・ビー・シーが本マグロを使ったツナ缶の販売を加速

アイ・ビー・シーが本マグロを使ったツナ缶の販売を加速

本まぐろ・オリーブオイル漬け缶詰 外観

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 食品商社のアイ・ビー・シー(東京都中央区)は、チュニジアから輸入する「本まぐろ・オリーブオイル漬け缶詰」(ツナ缶)の販売を加速させる。

本まぐろ・オリーブオイル漬け缶詰 内観

 同商品は地中海産の本マグロを使っているのが特徴。マグロ類の中で最も希少種で、カツオやキハダマグロ等を使う一般的なツナ缶との差別化を図っている。

 今年3月に販売を始め、最初に導入した通販サイトでは発売から36時間で100ケース(4800缶)を売り上げて完売した。4月以降はカルディコーヒーファームでの販売も決まっている。

 取締役水産本部長の山口一洋さんは「当面はカルディでの販売分しか在庫がなく、チュニジアからの入荷待ち状態。これほど売れるとは予想していなかったので驚いている」と話す。内容量は160グラムで、価格はオープン。

 本紙論説主(缶)幹の黒川勇人は「寿司ネタでも最上位の本マグロを使ったぜいたく品。1缶当たりの食塩相当量が0.1グラムと極めて薄味なので、本マグロ特有の酸味を伴ったうま味が味わえる」と解説する。