第5次韓流ブーム ホテイフーズが新商品「つぶキムチ」発売
ホテイフーズコーポレーション(静岡市清水区)が3月1日、「つぶキムチ」を発売した。
「酒のつまみに合うように」と、北海道産ツブ貝に韓国産唐辛子を使った特製キムチだれを合わせた。韓国の居酒屋の定番料理「コルベンイムチム」(ツブ貝とキュウリ、タマネギなどを甘辛いタレであえて、そうめんと食べる料理)から発想を得たという。
2003年の人気ドラマ放映で始まった第1次韓流(はんりゅう)ブームから20年がたち、日本の食市場では韓国産食材が定着。日本ではプルコギ、ダッカルビなど肉料理のイメージが強いが、韓国の食文化は魚文化と呼ばれることもあり、日本人より1人当たりの魚介の消費量が多い。
1970(昭和45)年、国産鶏・炭火焼きにこだわった「やきとり たれ味」を発売して以来、唐揚げ缶詰、富士宮やきそば缶詰などを商品化。今回のキムチだれを使った缶詰に続き、秋には新たな韓流缶詰も計画中だという。
従来のツブ貝缶詰よりもサイズを小さくし、食べきりやすく価格も買いやすいものにしたという。当社論説主缶・黒川勇人は「ほどよい辛さとうまみを持った韓国産唐辛子が利いている。回転殺菌機による短時間殺菌のおかげで、ツブ貝らしいモチモチした食感も味わえる。」と話す。
内容総量は60グラムで、価格は324円。全国のスーパー、コンビニなどで販扱う。