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銀座吉澤、ハンバーグ缶詰「缶バーグ」のカレーソース味を発売

銀座吉澤、ハンバーグ缶詰「缶バーグ」のカレーソース味を発売

銀座吉澤 スタッフその1

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 創業100年を迎える「銀座吉澤」を運営する吉澤畜産(東京都港区)が4月、ハンバーグ缶詰「缶バーグ」の新味・カレーソース味を発売した。

おいしい缶詰いかが

 「缶バーグ」は2021年、デミグラスソース味・和風ソース味の2種類で発売。銀座吉澤3代目・同社社長の吉澤直樹さんは自身が阪神淡路大震災で被災した。その際、なかなか食べ物が手に入らない中、ようやく口にした食べ物のおいしさが忘れられないでいる。今でも毎年のように起こる地震や台風などの災害時に「おいしい肉を食べて元気になってほしい」という思いから生まれたのが缶バーグ。松阪牛を36%配合することで、「災害時にちょっとしたぜいたく」(吉澤さん)を感じてもらえる商品に仕上げた。

 同社は肉の目利きと全体監修を担い、ハンバーグ製造はサカタフーズ(山形県酒田市)、缶詰加工は木の屋石巻水産(宮城県石巻市)が、それぞれ担当。試食はひき肉のひき方や味付けなどの調整で何回にも及び、松阪牛の脂をひき肉に追加することで、ようやく「銀座吉澤」の名前を冠することができる納得のいくハンバーグが出来上がったという。

 被災した人が全員区別されることなく楽しんでほしいというコンセプトだったが、当初の2種類が少し大人向けの味になったことから、もっと子どもにも喜んでもらえる味をと考え、今回のカレーソース味の開発に至った。

 本紙論説主缶の黒川勇人は「味付けが3種類になったことで選択肢が増え、防災備蓄食としての価値が高まった。今回のカレーは老若男女に好まれる優しい味」と話す。

 内容総量は160グラム、価格は972円。明治屋や自社ECサイトなどで販売。