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極洋が2023年秋の新商品発表 単身世帯の増加や健康志向にも考慮

極洋が2023年秋の新商品発表 単身世帯の増加や健康志向にも考慮

新商品発表会の様子

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 極洋(東京都港区)が7月25日、都内で2023年秋の新商品発表会を開いた。

いわし塩焼き

 アフターコロナやインバウンド消費の復活で外食産業が回復しつつあるが、急激な需要回復が人手不足を引き起こしている。そこで同社は「魚のおいしさと便利を提案!」をテーマに掲げ、冷食などの業務用商品19品と市販用商品の缶詰10品を発表した。

 缶詰について、取締役食品事業本部長の服部篤さんは「単身世帯の増加による時短・簡便さのニーズと、健康志向が変わらず続いていることを考慮して開発した」と話す。

 缶詰10品のうちイワシを使った商品は7品。定番の水煮のほか、塩焼きやレモン風味、ユズこしょう風味など、いずれも国内製造にこだわったという。サバを使った3品は福井缶詰(福井県小浜市)が製造を担当。同社が得意とするノルウェーサバを使い、水煮、みそ煮、味付けをそろえた。

 本誌論説主缶(幹)の黒川勇人は「派手なラインアップではないが、例えば、いわし塩焼きでは天日塩が使われており、魚本来のおいしさを再認識させる工夫がある」と話す。

  缶詰10品は9月1日発売予定。価格は全てオープン。