島根のイノシシと三重の大豆 地域連携によるコラボカレー発売
畑を荒らすイノシシを捕獲してジビエ缶詰製造を手掛ける島根県美郷町のベンチャー企業「おおち山くじら」が2月、「イノシシと大豆のキーマカレー」を発売した。
「イノシシと大豆のキーマカレー」盛り付け例
同商品は島根県美郷町と三重県津市美里町、2つの「みさと町」がコラボする「みさとプロジェクト」から生まれたもの。イノシシは島根県美郷町産、大豆は津市美里町(旧美里村)で江戸時代盛んに栽培されていた固有の希少大豆「美里在来」を使っている。
おおち山くじらの石崎英治さんは「美里在来は粒が大きくデンプン質を多く含む、うま味の濃い大豆。美郷町の脂がのったイノシシ肉との相性も良く、ご飯やパスタに、アレンジしてお酒のつまみにもなるカレー缶になった」と話す。
津市の職員が美郷町を訪れ、鳥獣被害対策について学ぶことから始まった両地域の交流だが、同商品をきっかけにさらなる地域間の連携を模索する。
価格は500円(税別)。