ホテイの「やきとり缶」が宇宙に JAXAが「宇宙日本食」として認定
ホテイフーズ(静岡県静岡市)の焼き鳥缶詰「ホテイやきとり(たれ味)宇宙用」と「ホテイやきとり(柚子こしょう味)宇宙用」の2種類が10月25日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)により「宇宙日本食」として認定された。
ISSで使用されるやきとり缶詰。右側のマジックテープはISS内壁などに固定するためのもの
缶詰の宇宙食は過去にも存在したが、畜肉缶詰は初。これまでの市販品ベースの宇宙食は、無重力状態でも食べられるよう調味液の粘度を高めるなど調整されていたが、今回認定された焼き鳥缶詰の中身は市販品(たれ味、柚子こしょう味)と全く同じ。ホテイフーズ販売部では「普段食べていただいている焼き鳥缶詰が宇宙食レベルの安全性を持っていることが証明された」としている。
この缶詰は今後、野口聡一飛行士や星出彰彦飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)で食べる予定という。
「宇宙日本食」の認証を得た商品には専用のロゴマーク使用が許される。同社では2020年初頭に専用ロゴマーク入りの「やきとりたれ味」「やきとり柚子こしょう味」を発売する予定だ。