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伊藤食品、「あいこちゃん」ブランドで大西洋サバシリーズ発売

写真を拡大伊藤食品、「あいこちゃん」ブランドで大西洋サバシリーズ発売

 伊藤食品(静岡市清水区)が4月、あいこちゃんブランドで大西洋サバシリーズを発売した。 全文を読む  あいこちゃんは2011年3月3日に誕生した子どものキャラクターで、同社商品の「小さい子どもにも安心して食べていただく」というコンセプトを表現する。

 同社ではさまざまなブランドで商品を展開していたが、2021年3月、あいこちゃん10周年を機に、一部を除いて全商品をあいこちゃんブランドに統一。コンセプトに沿って、余計な添加物は一切使わないことを内外に示した。

 サバ缶は同社の看板商品の一つ。300グラム以上を基準に旬の国産サバを使用してきたが、年々水揚げ量が減ってきたことで価格も高騰し、原料確保が難しくなっていた。特に2023年はサバの不漁が著しかったため、タイセイヨウサバの使用に踏み切った。

 同社営業部の望月真帆さんは「看板商品であるサバ缶を供給できなくなる危機感があった。国産サバが値上がりしたことで、従来は値段の高かったタイセイヨウサバとの価格差が縮まったこともある。今後は国産サバとの食べ比べなども提案していきたい」と話す。

 本紙論説主缶・黒川勇人は「国産サバ使用の既存品より内容量を40グラム減らし、価格を抑えるとともに食べきりサイズにしてある。原料を変えるだけでなく付加価値を高めた点がいい」と話す。

シリーズは、味噌(みそ)煮・水煮・水煮(食塩不使用)の3種類。内容量は150グラムで、価格は330円。全国のスーパーなどで販売。

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