明太子味のツナ缶「めんツナ」 10万缶突破でプロントとコラボも
長年にわたり魚介缶詰の生産量トップを誇ったツナ缶が、健康志向を背景に人気のサバ缶に抜かれた。首位の座を譲ったツナ缶だが、新しいアイデアで開発されたヒット商品も生まれている。
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明太子で知られる「ふくや」(福岡県福岡市)が発売した「めんツナかんかん」シリーズは、発売から約2年半で累計販売数300万缶を突破。昨年9月、姉妹ブランド「鱈卵屋(たららんや)」から廉価バージョン「めんツナ」も発売した。
容量70グラムの食べきりサイズが現代の個食化傾向にも合致して、大手スーパーやコンビニなどでの取り扱いが活発化。発売1周年を前にした今年8月末の販売数量10万4000缶は、当初見込みの倍となっている。
9月には飲食チェーン「プロントコーポレーション」(東京都港区)とのコラボレーションも実現した。同社が運営するカフェ&バー「プロント」全店で、同商品を使ったランチタイムメニュー「めんツナと大葉のペペロンチーノ」を提供開始。ガーリックの利いたペペロンチーノに大葉とめんツナをトッピングし、客が和えながら食べる一品に仕上げた。来年1月末までの期間限定で行う。
本紙論説主缶(幹)の黒川勇人は「明太子の粒も入っておりコスパが高い。さまざまな料理に応用できる新しいタイプのツナ缶」と話す。
内容量は70グラムで、価格は198円(税別)。