みん経トピックス

缶詰が具材のサンドイッチ「缶ドイッチ」フェス終了 SNSにユニークなレシピ続々

缶詰が具材のサンドイッチ「缶ドイッチ」フェス終了 SNSにユニークなレシピ続々

極洋賞に選ばれた「hakkoulabo」さんの「エッグベネディクト風さばトマト煮のオープン缶ドイッチ」

写真を拡大

 缶詰普及プロジェクト「カンフェス(缶謝祭)」が4月1日から開催していたイベント「第1回 缶ドイッチフェス」が5月15日に終了した。

「みんなの缶詰新聞賞」を受賞した後藤醸造の「トマトサバ&カニカマサンド」

 「缶ドイッチ」とは、同プロジェクトが考案した缶詰が具材のサンドイッチを意味する造語。同イベントでは、本紙論説主缶(幹)の缶詰博士・黒川勇人が提案した「トマト味のサバ缶」をテーマにオンライン上の缶詰ファンがさまざまなレシピを披露。ハッシュタグ「#缶ドイッチ」と共に投稿されたオリジナル「缶ドイッチ」の写真がSNS上で広まった。

 投稿された写真を元に審査を行い、極洋、缶詰博士、みんなの缶詰新聞が賞を授与。賞品は「SABAKAN さばのトマトパッツァ」缶3ケースが極洋から提供された。

 極洋賞に選ばれたのはインスタグラムとフェイスブックに投稿された「hakkoulabo」さんの「エッグベネディクト風さばトマト煮のオープン缶ドイッチ」。

 極洋の担当者は「味の組み立て方がすてき。トロ~とした濃厚な卵とトマトの酸味とのバランス、そして玉ネギのシャキッとした食感が思い浮かび、絶対においしいと思った。誰も缶詰を使っているとは想像できないほどの完成度の高さと非日常的な優雅さがあった」と選考理由を話す。

 缶詰博士賞はインスタグラムとフェイスブックに投稿された「URAN」さんの「脱帽缶ドイッチ」。缶詰博士・黒川勇人は「1缶でサンドイッチとサラダの2品を作ったのがエライ。缶汁も使い切るなど、缶詰の魅力を最大限生かしている」と絶賛する。

 みんなの缶詰新聞賞はツイッターに投稿された後藤醸造さん「トマトサバ&カニカマサンド」。須田泰成編集長は「人気クラフトビール醸造所でビールとの相性を考えて開発されたメニュー。トマトの酸味とサバのコク、カニカマのプリッとした食感がバランス良く『ビールに合う』と評判が高かった。トッピングに赤色が鮮やかなカニカマを使うアイデアも良かった」と評する。

 黒川は「缶ドイッチという遊び心のあるキーワードを軸にたくさんの人が参加。サンドイッチの具材に缶詰を取り入れ、意外な組み合わせが現れるなど有意義なイベントだった。今回は『トマト味のサバ缶』をお題にしたが、今後もパンの種類、缶詰の種類、あるいはホットサンドなどの料理法など、いろいろなテーマで盛り上げ、さらなる缶詰の普及に貢献したい」とイベントを総括した。

  同イベントは今後シリーズ化が決定。告知は「カンフェス(缶謝祭)」で行っていく。