みん経トピックス

宮城の企業がブランドガモを缶詰化 地元産品を全国に発信

宮城の企業がブランドガモを缶詰化 地元産品を全国に発信

「鴨だんご」缶(1,512円)

写真を拡大

 宮城県角田市で地元食材を使うレストラン経営や観光業などを手掛ける「veeell(ヴィール)」が6月、地元のブランドガモ「野田鴨(のだがも)」を使った缶詰2品と国産牛肉を使ったミートボール缶詰1品を発売した。

「鴨だんご」盛り付け例

 同社は「野田鴨は月産約6000羽の希少な合いガモで、鴨肉特有のクセが少なく肉質も柔らかい。宮城の隠れた名産品を広く知ってほしい」と缶詰化。「鴨だんご」(1,512円)はかも肉の団子とコンニャク、ゴボウ、シメジをしょうゆベースのだし汁で煮た。「鴨めしの素」(2,160円)は、ガラを10時間以上煮て抽出したスープにかも肉、ゴボウ、ニンジンが入っており、米2合に合わせて炊くことでかもめしが味わえるようにした。

「デミート・デミグラスミートボール」(1,620円)は国産牛肉を手ごねでミートボールにし、特製デミグラスソースで煮込んだもの。いずれも化学調味料、合成着色料は不使用。

 本紙論説主(缶)幹の黒川勇人は「野田鴨は脂がすっきりしていて冷めてもおいしい。こうして希少な産品が缶詰になって流通すれば、その土地の知名度アップにも貢献できるはず」と話す。

 商品はYahoo!ショッピングの公式サイト「カンドコ ヤフー店」で販売している。