極洋がサバ缶の出荷再開から1カ月 28品を順次スーパーなどに供給
極洋(東京都港区)が、2月から休売していたサバ缶の出荷を5月8日に再開してから1カ月がたった。
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休売の理由は、昨年から続く国産サバの記録的な不漁と水揚げされる魚体サイズの小型化により、品質の維持と安定的な供給が困難な状況になったため。対象となるサバ缶詰は28品に上った。
本誌論説主缶(幹)の黒川勇人は「2017年に始まったサバ缶ブームは一過性の流行には終わらず、サバ缶を国民食として定着させた感がある。それだけに、昨年からのサバを巡る状況は、メーカー各社に厳しい対応を迫る結果となった。しかし、極洋は、休売期間中に原料の確保に努め、3月中に安定供給のめどを付けた。市場のニーズに迅速に対応した行動力は高く評価したい」と話す。
同社は6月以降、サバ缶を含む缶詰商品のキャンペーンに積極的に取り組むという。