松葉ガニを丸ごと使った高級缶 カンナチュールが発売
京都の食の台所・錦市場に近接する「カンナチュール」(京都市中京区)が、年末のギフト商戦を前に雌の松葉ガニの缶詰を発売した。
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京都府丹後沖から兵庫県山陰沖にかけての漁場で捕れる松葉ガニの雌はセコガニと呼ばれる。赤い卵巣の内子と受精卵の外子を持ち、関西では冬の味覚として人気が高い。
製造を依頼したのはカニの買い付けから、卸、加工までを一手に手掛ける京丹後市の「魚政」。創業68年の老舗で、松葉ガニの取引量では京都府内でも一、二を争う
カンナチュールの井上和馬社長は「魚政さんが厳選したセコガニの内子、外子、カニミソ、カニ身と丸ごと1匹分使い、一つ一つ手詰めしたプレミアム缶詰。日本酒にもワインにも合います」と話す。
75グラム入りで2,400円と高額だが、阪急百貨店うめだ本店で行われた先行販売では用意した150缶が売り切れ好評だった。現在は魚政の店舗やカンナチュールのオンラインショップで販売している。
併せて雄の松葉ガニの缶詰も販売。150缶の限定製造で、内容量195グラム、価格は1万円。