北限の天然トラフグを使った缶詰、秋田のメーカーが商品化
「秋田まるごと加工」が5月、フグ産卵の北限地である秋田の県産天然トラフグを原料とする缶詰「あきた旬缶」シリーズの製造販売を始めた。
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同社の畑中雄也さんは「秋田県沖のフグは海水温が低いため身が締まっている。当社が日本食品分析センターへ他県産の天然トラフグと秋田県産とを分析依頼したところ、味の深みを示すアミノ酸・リジンが最大で25倍も多く含まれていることが分かった」と自信を見せる。
原料は潟上(かたがみ)市の天王漁港と男鹿市の船川・椿の両漁港から水揚げされたものに限り、トレーサビリティーを徹底。トラフグの缶詰は、「北限のとらふぐアヒージョ」(90グラム、1,700円)「北限のとらふぐ白子入り玉子豆腐」(同、同)、「北限のとらふぐ煮凝り」(同、2,900円、以上税別)の3種類で、日本酒だけでなく、ワインなどの洋酒にも合うようにした。
ギフト用の「あきた旬缶 北限のとらふぐセット」(6,480円)も販売している。