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東京・京橋で防災イベント 明治屋などが「おいしい防災食」メニュー提案

写真を拡大東京・京橋で防災イベント 明治屋などが「おいしい防災食」メニュー提案

 明治屋(東京都中央区)は8月29日、「防災の日」(9月1日)を前に防災備蓄の意識を高めるイベント「明治屋が缶がえる災害への備え」を本社ビル7階・明治屋ホールで開催した。当日は、企業や自治体の防災担当者など50人が参加した。 参加者に配られた防災食のお土産 全文を読む  イベントは2部制。第1部のオープニングは、防災士で災害食専門員の今泉マユ子さんによる「災害時に役立つ調理法」のワークショップ。高密度ポリエチレン製ポリ袋に具材を入れて湯に浸ける「お湯ポチャレシピ」や開封に怪我の心配がないスマートカップ「コンビーフスマートカップ」とドライパックのコーンを使った「コーンコンビーフ」などの防災食を紹介した。続いて、防災米を製造するアルファー食品・町田光司さんが「現代の災害と備蓄の現状」をテーマに講演。最後に本紙論説主缶(幹)・黒川勇人と日本マーケティング学会会長・古川一郎さんが、社会全体で防災備蓄への関心を高める方法について語り合った。

 第2部の防災食の試食コーナーでは、参加企業によるコラボメニューを紹介。カゴメの「野菜一日これ一本長期保存用」(賞味期限5.5年)とお湯か水を注ぐと食べられるアルファー食品の「安心米」、明治屋のグルメ缶詰「おいしい缶詰」を使ったメニューなどをビッフェスタイルで提供した。
 明治屋の荒谷延孝さんは「心身がつらい状況にある被災時にこそ、おいしいものを食べてストレスを緩和したり元気になったりする必要がある。弊社も缶詰など賞味期限が長く、味の良い食材を通じて、企業や自治体、家庭などの食糧備蓄の役に立てれば」と話す。

 同イベントには、東日本大震災の壊滅的な被害から復興した宮城県の缶詰メーカー木の屋石巻水産、オリジナル商品「サーバー屋のサバ缶」の売り上げを東北の施設に寄付するIT企業、スカイアーチネットワークス、南海トラフ地震で34メートルの津波が予測される高知県黒潮町の「黒潮町缶詰製作所」の缶詰を販売する銀座のアンテナショップ「まるごと高知」の担当者も参加。終了間際まで、防災に関するトークが会場内で繰り広げられた。

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