【トレンド缶】ニーズ高まる「防災食スイーツ」 開けたらすぐに食べられるカップケーキも
9月1日は「防災の日」――近年、災害の現場で必要性が高まっている防災食にスイーツがある。甘味の感知や糖分の摂取には被災時のストレスを緩和させる作用があり、需要が伸びている。
防災用カップケーキの盛り付け例
今回、編集部が紹介するのは、玄米や野菜の防災用缶詰などの製造も手掛けるトーヨーフーズ(東京都千代田区)の「どこでもスイーツ缶 カップケーキシリーズ」。「メープル風味」「チョコ風味」「フルーツMIX」の3種類があり、チョコにはラム酒を利かせるなどスイーツとしての完成度も追求したという。災害時に不足しがちなカロリーをデザートとして補給できる。賞味期限は24カ月。
みんなの缶詰新聞論説主缶の缶詰博士・黒川勇人は「このカップケーキは、缶に生のケーキ生地を入れて密封。缶ごと加熱して中で焼き上げる製法で仕上げており、百貨店のスイーツ売り場で買うものと変わらないレベル。この味を心身ともに厳しい震災時に食べることができるのは画期的」と話す。
内容量は50グラムで、価格は270円。